どうしても AR の query methods だけでは要求を満たせない場合の最後の手段として、find_by_sql メソッドがあります。皆さんよく使ってると思うのですが、戻り値のレコードからさらに association をロードしようとすると N+1 になるケースがあります。かといって

User.preload(:comments).find_by_sql(sql)

のようにしても期待通りには動きません。単純に preload 部分が無視されるだけです。

ではどのように書いたらよいでしょうか。

次のように書くと期待通りに動きます(Rails 4.2.1 で試しています)。

records = User.find_by_sql(sql)
ActiveRecord::Associations::Preloader.new.preload(
  records, :comments
)
records # comments が preload されている

:comments の部分は、通常の preload と同じように、配列やハッシュを指定できます。

これで N+1 の心配をせずに済みそうです。

参考

preload associations with find_by_sql · Prathamesh Sonpatki

Rails では、DB の Time 型 を扱うことができます。これは日付を必要とせず、時間だけを格納したいときに使います。

定義方法は、他の型と同じく add_column メソッドなどで time を指定するだけです。

add_column :users, :lunch_time, :time

ただ、これを使おうとするにはちょっとしたノウハウが必要です。

Ruby や Rails には、時間のみを扱うクラスはありません。DB の Time 型は Ruby の Time オブジェクトに変換されます。Time オブジェクトは年月日の情報を持っています。その際、タイムゾーンは utc (正確には ActiveRecord::Base.default_timezone で設定されたタイムゾーン) として扱われます。

lunch_time カラムに 12:00 が格納されていた場合、次のような Time オブジェクトが返ります。

user.lunch_time #=> 2000-01-01 12:00:00 UTC

日本向けのアプリケーションであれば、 Rails のタイムゾーンを次のように Tokyo に設定するケースはとても多いと思います。この場合、UTC と JST の違いで苦しむことになります。

config.time_zone = 'Tokyo'

具体的に例を見ていきましょう。

フォームからの入力を保存する

このケースは特に問題がありません。他の型と同じように格納できます。

time_field メソッドで input タグを作りフォームを submit すると、'12:00' のような文字列がサーバに投げられます。

user.lunch_time = '12:00'
user.save

で DB には 12:00 が格納されます。

現在時間と比較する

user.lunch_time #=> 2000-01-01 12:00:00 UTC

先程も書きましたが、Time オブジェクトは年月日の情報を含むので、JSTとの時間を比較するには工夫が必要です。現在時刻が、特定の User のランチタイムより前であるかを調べるには次のようにするとよいでしょう。

t = user.lunch_time
t.to_s(:time) > Time.zone.now.to_s(:time)

to_s(:time) とすると、タイムゾーンにかかわらず単純に時間だけが文字列として出力されます。しかしダサいですね…><

時間だけを扱うクラスを提供する gem もあります。これを使うともう少しマシな感じになるかもしれません。

jackc/tod

クエリを投げる

現在時刻以降にランチタイムを設定した User を取得したい場合、次のように書くと思ったとおりに動きません。

User.where('lunch_time >= ?', Time.zone.now)

理由は Time.zone.now が JST から UTC に変換されてからクエリが実行されるからです。

例えば今が日本時間の 11:00 であれば、次のような SQL が発行されるでしょう。

SELECT "users".* FROM "users" WHERE (lunch_time > '2015-05-28 2:00:00.000000')

これでは、2時より後にランチタイムを設定しているユーザを取得してしまいます(※)。想定している挙動と違いますね。これをうまく扱うにはどうしたらよいでしょうか。

※ PostgreSQL で試した場合は、日付の箇所は無視されるようです。sqlite は time 型でも日付が入るようで、結果は異なります。

次のようにするとうまく動きます。

User.where('lunch_time >= ?', Time.zone.now.to_s(:time))

次のようなクエリが発行されます。

SELECT "users".* FROM "users" WHERE (lunch_time > '11:00')

結局 to_s(:time) に頼ってしまいました。もっと綺麗に書く方法があるかもしれませんが、とりあえずはこれでうまく動きます。

Rails 5 ではこうなる

さて、time 型の微妙さは伝わりましたでしょうか。嬉しい事に、Rails 5 では time 型の挙動を変更することができるようになるようです。

  • Rails 5.0 で time 型をタイムゾーン対応に設定できる
  • Rails 5.1 で time 型はデフォルトでタイムゾーン対応になる
    • 設定で非対応にもできる

現在の rails の master ブランチを利用し、time 型のカラムを持つ User モデルで User.new などとすると次の warning メッセージが表示されます。

  Time columns will become time zone aware in Rails 5.1. This
  still causes `String`s to be parsed as if they were in `Time.zone`,
  and `Time`s to be converted to `Time.zone`.

  To keep the old behavior, you must add the following to your initializer:

  config.active_record.time_zone_aware_types = [:datetime]

  To silence this deprecation warning, add the following:

  config.active_record.time_zone_aware_types << :time

config.active_record.time_zone_aware_types に設定した型のカラムはタイムゾーン対応になるようです。

試しに config/application.rb に次の行を追加してみます。

config.time_zone = 'Tokyo'
config.active_record.time_zone_aware_types = [:datetime, :time]

time 型を入力すると、JST の時刻になっているのがわかります。

user.lunch_time = '12:00'
user.lunch_time #=> Sat, 01 Jan 2000 12:00:00 JST +09:00

DB には UTC 時間である "03:00:00" が格納されます。

というわけで、Rails 5.0 からは楽に time 型を取り扱えるようになりそうです。

参考

Time columns should support time zone aware attributes by sgrif · Pull Request #15726 · rails/rails

ひょんなことから島根の自治体の方と知り合いになり、島根県が企業やコミュニティの合宿を誘致しているという話を聞きました。

合宿またやりたいなあ。島根まだ行ったことないし行ってみたいなあ。という気持ちからゆるデブのメンバーに相談したところ、反応がよかったので色々詳細詰めて、ゴールデンウィークを利用して島根に行くことにしました (\( ⁰⊖⁰)/)

内容については、すでに iR3 さんがブログに書いてくれています。

島根県松江市美保関町北浦海岸でyurufuwa開発合宿 - iR3’s diary

感想

全体を通じて、とても楽しい合宿でした!また行きたい!

島根の田中さんや井上さん、民宿の中村屋さんにいろいろご配慮&差し入れいただいて快適な合宿になりました。

4泊5日の合宿でしたが、2日は移動日(ゴールデンウィークなので調度良い時間のチケットが取れなかった><)に当て、2日もくもく、1日はアクティビティにあてました。

東京から二時間かからず島根までいけるので、思ってたよりも移動は楽でした。

もくもく

開発風景。和室だと腰が辛くなるので、椅子があると嬉しいですとお願いしたところ、人数分の椅子と机を用意していただけました。お陰でとても快適に開発できました。

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コードを書くのに疲れたら、窓ごしに海を眺めてHPを回復させることができます。

あとは海辺でコードを書いたり。

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美味しい海鮮系ご飯を大量にいただきました。

アクティビティ

アクティビティはシーカヤックと、浜辺でのバーベキューでした。溢れるリア充感。

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合宿中、ちょうど@fukayatsu氏の誕生日があったのでケーキを食べました。

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最終日の一枚。

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まとめ

合宿場所の候補として、島根はちょうオススメです!近場の合宿に飽きたら島根に足を伸ばしてみると良いとおもいます (\( ⁰⊖⁰)/)

LOCAL Community Summit とは、 地方の技術者やコミュニティの取り組みを、地元だけではなく東京で発表してみよう! 私達の地域の楽しさを、他の地域の技術者にも伝えよう! 地元を離れ首都圏で活躍している技術者や、いろんな地域のコミュニティと繋がろう! というテーマのもと、LOCALとして初の東京開催となるIT勉強会イベントです。

LOCAL Community Summit 2015 - LOCAL Community Summit | Doorkeeper

「いろんな地域のコミュニティ」の1つとして、ginza.rb の紹介LTをしてきました (\( ⁰⊖⁰)/)

スライド見ただけだと内容はわかりにくいかと思いますので簡単に補足。

LOCALは、いろんなコミュニティの人が集まるメタコミュニティ!という話を聞いていたので、運営的に気をつけている点を中心にしつつ ginza.rb の紹介をしました。

ginza.rb は他のコミュニティの良い所を吸収しています。例えば自己紹介用の文章をプルリクエストで集めるのはよちよち.rbのやり方を参考にしたし、初参加の人に一言感想をもらうのはP4D、KPTで振り返りをするのはSendagaya.rbで実施しているのを見て真似をしてみました。

さらに毎回少しずつ改善を重ねて楽しいミートアップになるようにしています。その中でも、ミートアップ中に idobata を併用して、情報を補足するやり方はうまくワークしているように思えます。

「ginza.rb らしさとは何か?」と聞かれたら、そういうところなのではないかと思います。